車を買おうと思ってるんだけど、現金一括かローンかどっちがいいんだろう。なんとなくローンは不安だから、現金一括で買える車にしといたほうがいいのかな。
もしかして、車をローンで買うことに、抵抗を感じていたりしませんか?
ローンで車を買うと金利が発生するので、現金一括の支払よりも負担が大きいと思ってしまいますよね。また、購入してからは月々の支払が始まります。数年間は払い続けることになるので、それがプレッシャーに感じる人もいるかもしれません。
そんなローンも上手に活用すると、実は現金一括よりもメリットがあるケースがあります。しかも、現金を手元に残しつつ欲しかった車に乗ることができるのです。
たしかに、現金一括とローンでは、それぞれにメリットとデメリットがあります。また、その人によってメリットになったり、デメリットになったりします。
この記事では、現金一括での支払とローンでのメリットとデメリットや、最近聞くことが多くなってきている残価設定ローン(残クレ)やカーリース(車のサブスク)について解説をしていきます。
- 現金一括、ローンの支払方法について、それぞれどんな人にオススメか知ることができる
- 現金一括とローンのメリットとデメリットを知ることができる
- ローンのデメリットを解消することができる
- 残価設定ローン(残クレ)やカーリース(車のサブスク)のメリットやデメリットを知ることができる
車をローンで買うことについて
車を購入する人の約4割はローンを利用しています
日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査」によると、2018年〜2019年に車を買った人の支払方法は、現金一括が57%、ローン(残価設定ローンを含む)が39%となっています。
全体を見ると現金で買ってる人が多いですね。しかし、300万円以上の車になってくると半数以上の52%の人がローンを利用しています。
つまり、高額な車になればなるほど、ローンで買う人が多いということです。
使い方次第でローンは強い味方!
そうは言っても、「ローンはなんか怖い」「月々の支払は負担」と思われる人は多いのではないでしょうか。
たしかに、何年も先まで支払が続けられるか不安になる気持ちは、とてもよくわかります。
しかし目線を変えてみると、ローンで買うことで手元の資金を残すことができるとも考えることができます。
現金一括では買えない車に乗ることもできますし、もし支払ができないような状況になった場合は車を手放せば良いのではないでしょうか。
とにかく一番よくない選択は、どうしても欲しい車があるのに、手が届かないから現金で買える範囲の車にダウングレードして買ってしまうケースです。乗ってても不満を持ってしまい、愛着を持って長く乗ることは難しいでしょう。
現金一括とローン、それぞれこんな人にオススメ
ここまできても、やはり毎月のローンの返済がプレッシャーだという人と、どうしても乗りたい車があるからローンで手に入れたいと思う人がいると思います。
そこで、現金一括とローン、それぞれどのような人にオススメかリストにしてみました。
- 手持ちの資金でに余裕がある
- 毎月の支払は負担感がある
- 自分が所有者になる(自分の車)になる安心感や所有感が欲しい
- 現金はできるだけ手元に残しておきたい
- 月々の支払を払えるだけの安定した収入がある
- 車の所有者がローン会社でも気にしない
- 全額払えるほど手持ち資金はないが、どうしても乗りたい車が欲しい
あとは、このあとに解説していく、現金一括とローンのメリット、デメリットを確認して、自分はどちらを選ぶべきか確認してみてください。
現金一括とローンのメリットとデメリット
現金一括のメリットとデメリット
- 支払総額は一番安い
- 毎月の支払がなく精神的にラクになる
- 車の所有者は自分であり、好きなタイミングで売ることもできる
- 走行距離やカスタマイズ、ペット同乗不可などの制約もない
- 一度に大きな資金の準備が必要になる
- 用意できる資金以上の車(グレードやオプション)を買うことができない
- ディーラーローンのキャッシュバックマージンを引き合いにした値引き交渉ができない
ディーラーのオートローン(一般的なフルローン)のメリットとデメリット
- 資金が用意できなくても、月々の支払ができれば買うことができる
- 銀行のオートローンより手間が少なく審査も通りやすい
- ローンを契約することで、バックマージン分の値下げ交渉ができる可能性がある
- 金利によって、支払総額が増える
- ローン完済までは車の所有者はローン会社となる
- 車の所有権を持つことができないため、自由に売却ができない
- 何年間も毎月ローンの支払にプレッシャーや負担を感じる
ディーラーローンのデメリットを解消できる方法もある
ディーラーローンの金利は高すぎる。もっと金利の安いローンは無い?
ディーラーローンは手続きの手間がなく審査も通りやすいかわりに、金利の相場は4〜8%程度と高めです。もっと金利を低く抑えたい場合は、銀行など金融機関のオートローンが金利1〜2%程度と低くオススメです。その分、審査が厳しくなってきますが、一度試してみる価値はあります。
もっと月々の支払を下げたい
ローンで、月々の支払金額をなるべく下げたいのであれば、残価設定ローン(残クレ)が良いです。購入時の初期費用や月々の出費を抑えたいというニーズは高く、ローンの中でも残価設定ローンの利用者は年々増加傾向です。
最初から車の所有者は自分名義であって欲しい
銀行などのオートローンであれば、現金一括で買ったのと同様に車の所有者を自分にすることができます。車を好きなタイミングで売ることができますし、カスタマイズも可能です。その代わり、自分で銀行への借り入れ審査の手続きが必要となり、ディーラーのローンよりは手続きが面倒になります。
車検やメンテナンス費用も含めて、毎月の支払金額を一定にしたい
サブスク(カーリース)がベストです。
中古車業者、ガソリンスタンド系、また、車のメーカーでもリースを用意していることが多いです。
新たなローンの種類とメリット・デメリット
最近は、残価設定ローン(残クレ)やサブスク(カーリース)もある
先ほどの統計でもわかるように、残価設定ローン(残クレ)で車を買う人が年々増加しています。
また、サブスクも全体の中の割合はまだ小さいものの増加傾向になっています。現金一括や通常のローン以外にも、今は買い方のバリエーションが豊富になってきています。
ここで、残価設定ローン(残クレ)やサブスク(カーリース)のメリットとデメリットも解説していきますので、参考にしてみてください。
残価設定型ローン(残クレ)のメリットとデメリット
- 月々の支払を安く抑えることができる
- 残価(下取り)が保証されているため安心
- 3年〜5年の短期間で車を乗り換えたい方には最適
- 長く乗りたい場合は、総額が高くなる可能性がある
- 走行距離やカスタマイズに制約がある
- 事故や過走行など車の損傷が激しい場合、追加の請求をされる可能性がある
- 契約終了後に引き取る場合は、資金の準備かローンの再契約が必要
カーリース(車のサブスク)のメリットとデメリット
- 月々の支払が定額で急な出費の心配がない
- 頭金がなくても契約できる
- 将来発生する維持費も含めて、支払を平準化できる
- 短期間で乗り換えたい場合に最適
- 走行距離やカスタマイズに制約がある
- 事故や過走行など車の損傷が激しい場合、追加の請求をされる可能性がある
- いつまでも自分の車にならない
まとめ
支払方法 | |
---|---|
現金一括 | 手持ちの資金に余裕があり、自分の車になる安心感や所有感。 |
金融機関のオートローン | 好きなようにカスタマイズがしたい。 好きなタイミングで売りたい |
ディーラーのフルローン | 面倒な手続きはイヤ。長くのりたい。 |
ディーラーの残クレ | なるべく月々の支払を安く。5年で乗り換え。 |
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